滝馬室氷川神社の「的祭」が開催される
詳細
場所:滝馬室 氷川神社
開催日:令和3年1月12日(火)11時~12時
「鴻巣歴史再発見ツアー:神々の住む馬室の郷」の出発地であった氷川神社で、恒例の「的祭」が開かれたので見に行って来た。
この祭りは、延歴年間(1230年前)坂上田村麻呂が東征の途中、農作物を荒らす悪竜(大蛇)退治を依頼され、常勝寺の山林に逃れた竜の目を射抜いて退治したという故事に由来する。地元馬室小の6年生が、葦の網代に描いた大蛇の目の的をめがけ、矢を放ち、五穀豊穣と招福除災を祈願するものである。
今年はコロナ禍での開催なので規模を縮小し、児童に代わって年番介添え役の氏子が射手となった。
←射終わって的に当たっていた矢、今年は豊作だ!
氏子の皆さんは早朝8時に集合、的射・会場設営、的の作成、弓と弦の作成、箭の作成、境内清掃などを分担して行った。準備が終了し、焚火を囲みながら神主さんの到着を待つ。
大間の大野神社の神主さんが到着した。
射手と氏子衆の皆さんが拝殿に昇殿し、修祓式(玉串奉尊)が始まる旨を神主さんが告げる。
拝殿での神事が終わり、「的射」が始まる。巫女さんが的前に祭壇を据え、お祓いをする。
神主さんが祭壇に日本酒を供え、お祓いをする。
総代長代行の安野政美さんが、的祭の由来を参加者に説明。
的射の代表者の児童(馬室小の6年生2名)が不参加なので、介添え者2名が弓を引く。第一射目を一人が天に向かって矢を放つ。
もう一人が地に向かって矢を放つ。射手と的の間隔は10メートルである。
2射目は、二人とも的に向かって矢を放つ。この矢が的に当たると、その年は天候や豊作に恵まれると言われている。一人目は外れたが、二人目は的に突き刺さったので、今年は豊作だ!
代表の二人の的射が終わり、次は来賓や氏子総代が矢を射る。まず、地元選出の鴻巣市議会議長の金子雄一さんが矢を射る。
次いで、馬室小学校教頭の福田隆賢さんが矢を射る。
次に、氏子総代の皆さんが続いたが、その中に鴻巣ガイド会会員の山本祐司さんもいた。
この情報は、「観光ボランティア鴻巣ガイド会」により登録されました。